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オルソケラトロジー orthokeratology

オルソケラトロジーはこのような方に適しています

軽度から中等度(-4D)以下の近視の人で、メガネ・コンタクトレンズが煩わしい方やスポーツをする方に適しています。

しっかりと効果を出すためには最低6時間以上の睡眠が必要です。また、定期検査に通うことが必須となります。

オルソケラトロジーとは

オルソケラトロジーとは、中度の近視と軽度の乱視の方に就寝時にオルソケラトロジー(オルソケラトロジーレンズ)を装用させ、起床後にはずすことで角膜のカーブを平坦化させ一日中視力を回復させる、手術をしない画期的な近視・乱視矯正法です。

このオルソケラトロジーレンズを用いて治療すれば、数日から1週間で効果が現れ、1か月から3か月で90%前後の患者様の目標の視力を回復することができます。

未成年から中高年まで幅広く適応があります。

いままでのコンタクトレンズとは逆の使い方で、夜寝る時にレンズを装用し、朝起きて外すだけで角膜の形状が変化し視力が回復します。回復した視力は一定期間維持され、日中は裸眼でも良く見えるようになります。画期的な最新の近視矯正法として、現在世界的に注目を浴びています。

最近では、アメリカや日本国内でもレーシック難民の問題が指摘されております。これはレーシック手術後に良い治療結果が得られず、多くの患者様が路頭に迷っている問題で手術による不可逆性が原因となっております。
一方、オルソケラトロジー治療は可逆性なので、就寝時の装用を中止すれば角膜を元に戻すことができるため、メガネやコンタクトレンズなどの他の矯正方法に切り替えることも可能です。
加えて、最近ではオルソケラトロジーの「近視抑制効果」も注目されており、今後は近視が進行している小児のみなさまへの更なる治療効果が期待されております。

オルソケラトロジーの特徴

  • 手術は不要
  • 近視の進行が予防ができる
  • 日中、メガネやコンタクトレンズなしでスポーツも勉強も仕事も可能
  • 中度の近視と軽度の乱視の方のみ適応
  • オルソケラトロジーレンズ装用を中止すると元の視力に戻る
  • 取扱いはハードコンタクトレンズとほぼ同じ。異なるのは寝ている間にレンズをつけること

オルソケラトロジーのメリット・デメリット

オルソケラトロジーの メリット

  • 日中、眼鏡・コンタクトレンズを装用せずに裸眼で過ごすことができる
  • スポーツ時、衝撃の影響を受けない、水の影響を受けない
  • 治療(装用)を中止した場合、角膜の形態がもとに戻る
  • 近視の進行を抑制する効果がある
  • 長期的に考えるとコンタクトレンズより低コスト
  • 外科的な治療が不要
  • 医師の判断のもと、子どもでも治療を受けられる

オルソケラトロジーの デメリット

  • 原則として毎晩装用する必要がある(最低6時間以上の睡眠確保)
  • 毎日レンズのケアが必要
  • 定期的な検診が必要
  • 眼の状態によっては適応外となる

オルソケラトロジーの費用

適応検査

適応検査5,000円(税込み)

試験装用(1か月間)

トライアルレンズ メニコン66,000円(税込み)
トライアルレンズ マイエメラルド66,000円(税込み)

※上記費用には2か月分の診察代金、ケア用品代金が含まれております。
※1か月経過後、予期せぬ合併症の出現や効果が全くでないなどの理由で医師より継続不可と診断された場合は、試験装用費用(66,000円)を全額ご返金いたします。
また、予期せぬ合併症の出現で医師より継続不可と診断された場合は、治療開始より2か月以内であれば一部(片目9,900円、両目18,000円)をご返金いたします。
患者様の自己都合による解約はご返金できませんのでご了承くださいませ。

毎月の基本料金

メニコン片目3,300円/月、両目6,600円/月(税込み)
マイエメラルド片目3,300円/月、両目6,600円/月(税込み)

※申込日の2か月後の月末(原則27日)から口座引き落としとなります。
※上記費用には定期検査、診察代金が含まれています。

オルソケラトロジーの適応基準

  • オルソケラトロジーとは近視度数-4D以下、直乱視度数-1.5D以下、倒乱視度数-0.75D以下の方
  • 角膜曲率が41D以上48D以下の場合
  • 円錐角膜、重症のドライアイは不適応
  • 瞳孔径が大きすぎる場合は、グレア-が増加するため(まぶしく感じる)注意が必要。場合によって縮瞳剤を使用。
  • 子供(6歳以上)から大人まで適応がある(年齢が若いほど効果が大きい)
  • 角膜の厚みや強度近視・乱視にかかわらず、完全矯正が可能

※オルソケラトロジーレンズ処方は、完全予約制で適応検査や処方に約2時間はかかります。

オルソケラトロジーの安全性

オルソケラトロジーは、アメリカで30年以上前から研究・施術され、現在、アメリカ・ヨーロッパ・アジアを中心に、世界各国でその安全性と効果が認められ、実施されております。
レーシック等の外科的手術と異なり、レンズの装用を中止すれば、角膜の形状は元に戻りますので、安心してお使いいただけます。
また、日中装用のコンタクトレンズとくらべても、夜間の装用なので、ほこり等が目に入ったりせず、レンズを紛失する心配も減るなど、安全・快適にお使いいただくことが出来、リスクは一般のコンタクトレンズと同等またはそれ以下となります。

オルソケラトロジー治療の流れ

1.初診検査

オルソケラトロジー治療が可能かどうかの検査をします。視力や黒目の形などを調べていきます。
(通常検査に加え適正検査が必要となるため、2時間ほどかかります。お時間に余裕をもってお越しくださいませ。)

【コンタクトレンズをご使用の方へのご注意】

ソフト:適応検査の1週間前から休止
ハード:適応検査の2週間から休止

コンタクトを付けて来られた場合は、適性検査が行えません。上記の期間外して次回検査となります。

2.適応検査

実際にレンズを付けて視力を測定します(ここではレンズを装用し、15分程度目を閉じたまま過ごしていただきます)。
医師の診察後、問題なければレンズを注文いたします。

※2時間ほど検査時間がかかります。

3.レンズの受け取り

注文したレンズを付けていただきます。問題なければこの日の夜から使用していただきます。(※翌日朝一番に診察に来ていただきます)
ケア用品の使い方、レンズの付け方、取り外し方を指導させていただきます。 ※1時間~1時間半ほどお時間をいただきます。

4.翌日検診

視力や角膜の形を確認する検査を受けていただきます。
医師の診察後、問題なければ1週間後にもう一度診察に来ていただきます。
※30分~1時間ほどお時間をいただきます。

5.1週間検診

視力や角膜の形を確認する検査を受けていただきます。
医師の診察後、問題なければ1か月後診察に来ていただきます。
※30分~1時間ほどお時間をいただきます。

6.1か月検診

視力や角膜の形を確認する検査を受けていただきます。
問題なければ次回から3か月毎に検査を受けていただきます。
※30分~1時間ほどお時間をいただきます。

オルソケラトロジーQ&A

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オルソケラトロジー治療は自由診療ですので、保険適用外、全額自己負担となります。

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花粉症やその他アレルギー、ドライアイの方も可能です。オルソケラトロジーは日中裸眼生活のため、コンタクトレンズを気にせずに点眼治療も可能です。

A

必ずおおうら眼科へレンズをご返却ください。オルソケラトロジーは治療用のコンタクトレンズであるため、医療機関への返却が必要となっております。

A

当院は現金払いのみとなります。ご了承くださいませ。

A

破損や紛失された場合は、1枚11,000円(税込み)必要となります。
ただし、使用開始から1年間は片目につき1枚限り無料で交換いたします。
また、2年に一度無料でレンズを新しいものに交換いたします。

A

当院で継続して使用することができません。オルソケラトロジーレンズは、契約した眼科で診てもらうことが一般的です。当院で引き続きオルソケラトロジーをされる場合は、当院との契約が必要となります。

A

解約、一時中断する場合は1か月前にお申し出ください。解約もしくは一時中断はお申し出後の翌月の月末となります。
その際、レンズを一度返却お願いいたします。紛失している場合は、1枚につき22,000円必要となります。