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コラム COLUMN

学校健診でA以外は要注意!? 結果の見方と眼科受診

2023.03.18

スタッフ

こんにちは! おおうら眼科 スタッフのもーりーです。
もうすぐ春休みですが、春休みが終わるとあっという間に新年度・新学期が始まりますね。
多くの学校では新学期に健康診断があると思いますが、その学校健診の結果、きちんと見てますか?
「結果はCだけど、別に見えにくいとか言ってないし……」なんて放置しておくのはNG!!
今回は、学校健診の視力検査の結果の見方と眼科受診についてご説明いたします!

なんで学校の健康診断で視力検査をするの?

学校健診で視力検査をする理由は、学校で過ごす時に視力が悪いせいで【黒板が見えにくい】【体育の授業や部活動でボールなどが見えにくい】などの困りごとがないかどうか調べるためです。

例えばB判定(視力0.7~0.9程度)のお子さんの場合、日常生活で不自由しない程度に見えているため「見えにくい」と言うことがあまりありません。
ですが、その視力低下には【近視】や他の病気が隠れているかもしれません!
眼鏡をかけている子の場合、眼鏡の度数は合っていないけどそれなりに見えるから「見えにくい」と言わない、気付かないということもあります。

黒板の字が見えにくいと板書をノートに写したりするのが難しいので、勉強が楽しくなくなったり学力が下がったりしてしまうことにつながる可能性も……。
そのため、学校健診の視力検査は重要です!

学校健診の視力検査の結果、どう見るの?

学校で受けた視力検査の結果は【A】【B】【C】【D】の4段階で判定されます。
それぞれ【どれくらいの視力に相当するのか】【教室ではどれくらい見えているのか】は、以下の表の通りです。

学校健診の評価

裸眼で【B】であっても油断は禁物です!
軽度の近視や乱視、遠視が隠れていたり、時には弱視(眼鏡で矯正しても視力が1.0出ない状態)の場合もあります。
また眼鏡をかけている子の場合は「眼科に行かずに、眼鏡屋さんで眼鏡を作り直せばいいでしょ」と思う方もいらっしゃると思いますが、NGです!
短期間で近視が進む人の中には、円錐角膜などの眼鏡以外の治療を要する病気が隠れている場合もありますので、注意が必要です。
近視が軽度の状態であれば、眼鏡をかけずに近視を矯正する【オルソケラトロジー】や近視を抑制する【マイオピン】治療が可能な場合があります(後日、別のコラムでご紹介いたします)。

健診の結果が【B】【C】【D】だった場合は、なるべく早く眼科を受診してくださいね

眼科を受診したら、どんな検査をするの?

当院では、まず【目の度数を調べる検査】と【視力検査】を行います。
その後、診察室にて医師が目や瞼に傷などがないかなど目の状態を確認します。

お子さんの目の状態に応じて追加で検査を行う場合もあります。
たとえば、強い遠視が隠れている可能性がある場合は、目のピントを合わせる力を麻痺させる目薬を点眼して本当の目の度数や視力を調べます。
斜視などの疑いがある場合は、医師や視能訓練士が目の動きを確認する検査を行います。
医師が総合的に診て眼鏡が必要だと判断した場合は、お子さん一人ひとりにあった眼鏡の処方箋を作る検査も行います。
※眼鏡処方の検査は1時間前後かかりますので、後日改めてご予約を取っていただくか、お時間・体力にともに余裕をもって受診していただくのがおすすめです!

今「見えにくいな」「眼鏡が必要かも」と思っていなくても、学校健診で視力低下を指摘されたら早めに眼科を受診してくださいね!


学校健診の結果に限らず「目にできものができた」「眼鏡の度数が合っているか気になる」「定期健診を受けてみたい」など、些細なことでも気になることがあればお気軽に受診してくださいね☆

受診予約は右側にある「受診予約」から!(スマートフォンでご覧の方は下部に御座います。)
ご予約の方が優先になりますが、ご予約無しの方でも受付させていただきます。

近視遠視乱視について詳しく知りたい方はこちらをご覧くださいね。

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