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症例30-白内障- 70代 女性 多焦点眼内レンズ手術後に手元が見えにくいと訴えがあった症例

2025.08.21

症例

当院の医師が実際に治療を行った、代表的な症例をご紹介します。
※料金、リスク・副作用、施術内容は登録時点での情報となります。最新の情報はクリニックへお問い合わせください。

疾患名

白内障

患者様情報

70代 女性

お悩みと診断

1年ほど前から見えにくい。ダブって見える。右眼はモノを近づけないと見えにくい。
以前他院で白内障を指摘されたことがある。

今回当院で白内障手術希望、多焦点眼内レンズを希望されました。

術式PEA+IOL(超音波入荷吸引術+眼内レンズ挿入術)
術眼両眼
眼内レンズテクニスオデッセイ(多焦点眼内レンズ)

視力の変化

手術前

遠方視力
裸眼視力 0.08
(矯正視力0.5 )
裸眼視力 0.08
(矯正視力 0.9)

右眼手術後(術後3日後)

遠方視力近方視力
裸眼視力 0.9
(矯正視力 1.2)
裸眼視力 0.6
(矯正視力 0.8)
右眼手術後、手元が見えにくい

右眼白内障手術後、手元が見えにくいと訴えあり。

特にスマホの細かい文字が見えにくい。「LINE」を見た時に見えにくさを感じる。
本文は読めるが「既読」の小さい文字が見えにくい。

左眼のレンズ変更

左眼の白内障手術前に眼内レンズ計算を再度行った。
手元の細かいところが見えにくいということから、左眼は手元の見え方を重視できるようレンズ計算を行いました。

左眼手術後(術後3日後)

遠方視力近方視力
裸眼視力 0.7
(矯正視力 1.0)
裸眼視力 1.0

手元重視に合わせることで左眼の近見視力は裸眼状態で1.0まで向上しました。
手元重視にしたことで遠見視力は裸眼状態で0.7までとなりました。

多焦点眼内レンズの見え方

多焦点眼内レンズは、複数の距離にピントを合わせる便利なレンズですが、手元にメガネが必要になる可能性はあります。
多焦点眼内レンズは、「メガネに頼る機会を減らす」ためのものであり、「メガネを完全に不要にする」ものではありません。
特に、長時間の読書や精密な作業が多い方、よりくっきりとした見え方を求める方は、
手元用のメガネが必要になることを理解しておくことが重要です。
また今回の症例のように生活スタイルによってピントを合わす位置を変更することにより対応する場合があります。
ご自身の生活習慣や目の状態に合わせて、医師と十分に相談することが大切です。

多焦点眼内レンズの禁忌

  • 眼底疾患がある場合
  • 内眼手術の既往がある場合
  • 網膜疾患(加齢黄斑変性など)がある場合
  • 神経疾患(緑内障など)がある場合
  • 角膜疾患(円錐角膜、角膜に不正乱視)がある場合


お問い合わせ

お気軽にお問い合わせください。(問い合わせ対応時間は診療時間と同じです)

おおうら眼科は一人ひとりのお悩みに丁寧にお答えします。

当院では、さまざまなケースに対応できるよう患者様に治療の選択肢をご提示しております。各治療のメリット・デメリットをしっかりとご説明させていただき、ご理解いただいてから治療を行っております。

どんな些細なことでも不安や心配なことがございましたら、お気軽にお尋ねください。

受診予約は「WEB予約」から!
ご予約の方が優先になりますが、ご予約無しの方でも受付させていただきます。

大阪市淀川区・阪急三国駅から徒歩約2分の眼科「おおうら眼科」では、眼科全般の診療を行っています。

院長は、これまで大学病院やさまざまな症例に関わり、多くの手術を手がけてきました。
これまでの臨床経験で得てきたノウハウを用いてそれを可能な限り実現し、患者様に満足していただけるように最大限努めています。

おおうら眼科では眼科全般の対応はもちろん、白内障網膜硝子体緑内障の極小切開の手術が受けることが出来ます。クリニック内で行うことで術後のフォローやケアも一貫して行なえます。その他、小児の斜視や弱視の治療にも注力しています。

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