コラム COLUMN
症例②-眼鏡処方- 21歳 男性 過矯正の眼鏡をかけることにより眼精疲労を引き起こしていた症例
2024.11.12
症例
当院の医師が実際に治療を行った、代表的な症例をご紹介します。
※料金、リスク・副作用、施術内容は登録時点での情報となります。最新の情報はクリニックへお問い合わせください。
症例
過矯正の眼鏡をかけることにより眼精疲労を引き起こしていた症例
患者様情報
21歳 男性
お悩みと診断
- 半年前から眼鏡をかけても見えにくい。
- 眼鏡をかけていると圧迫感がある。
- 眼鏡は高校生のころに作成したものをずっと使用している。
診断と治療
眼鏡の度数が強すぎる(過矯正)になっているため見えにくさや眼鏡をかけた状態での圧迫感を感じている。
過矯正の眼鏡は眼精疲労の原因となります。眼精疲労はピントの合いにくさ、目が乾く、目が充血すると言った目の症状だけでなく、頭痛や肩こりなど全身にも影響が生じてしまう状態です。
今回の症例の場合、まず改善策としては過矯正になっている眼鏡の度数調整を行いました。
持参眼鏡の視力
遠方視力 | 裸眼視力(矯正視力) |
右 | 0.7×過矯正の眼鏡 度数S-2.0D |
左 | 0.8×過矯正の眼鏡 度数S-2.0D |
処方した眼鏡の視力
遠方視力 | 裸眼視力(矯正視力) |
右 | 1.0×S-1.0DC-0.75DA180 |
左 | 1.0×S-1.0DC-1.25A10 |
お持ちの眼鏡は近視のレンズ(S)だけで矯正されており、度数も強く目に合っていない状態でした。
処方度数について近視のレンズ(S)の度数を下げて目にあった状態にしました。
しかし、近視のレンズ(S)だけでは見えにくさがあるため、乱視レンズ(C)で乱視矯正も行いました。
本症例では近視のレンズ(S)だけでなく乱視レンズ(C)も入れることによりより良い見え方になりました。
乱視レンズ(C)はぴったりの状態にせず、長時間かけることを考慮し、今回は少し下げた度数で処方を行いました。
赤緑試験
赤緑試験は、メガネやコンタクトレンズの度数が適切かどうかを調べるための検査です。
眼鏡をかけた状態またはコンタクトを装用した状態で画像をご覧下さい。
赤がはっきり見える: 度数が弱いか、ちょうど良い状態。
緑がはっきり見える: 度数が強すぎる状態(過矯正)。
赤と緑が同じくらいに見える: 度数が適切な状態。
自覚的には見えやすい眼鏡でも知らないうちに過矯正の眼鏡をかけている場合があります。
当院では、眼鏡やコンタクトレンズが過矯正にならないよう検査を行ってます。
おおうら眼科は一人ひとりのお悩みに丁寧にお答えします。
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