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コラム COLUMN

まぶたがぴくぴくする 放置していい?

2024.12.03

ドクター



こんにちは。おおうら眼科の大浦嘉仁です。

医者になりたてのころ、ちょうど大学病院が紙カルテから電子カルテに変わった時期でした。診察に研究に昼夜パソコンと向き合うことが多くなり、そんなときに下まぶたが結構ぴくぴくしていました。

まぶたがぴくぴくする病気は大きく分けて2つ「眼瞼ミオキニア」と「眼瞼けいれん」です。

日本眼科学会のHPからの抜粋・要約ですが、「眼瞼ミオキニア」はまぶたの筋肉である眼輪筋の痙攣です。睡眠不足や、肉体的・精神的ストレスで起こることがあり、数分から数時間で自然に収まることが多く、休息や睡眠によって改善します。
要は、「疲れがたまって眼がぴくぴくすることがあるので、休息しましょう」ということです。

一方で、「本態性眼瞼けいれん」は眼輪筋の異常で、まばたきを自分の意志でスムーズに行えない状態です。ぴくぴくするのもありますが、こわばりが強いというイメージです。
「目を開けているのが辛い」「眩しい」といった症状や、「目が乾く」「ゴロゴロする」といったドライアイ症状を呈することもあります。

それぞれの治療法としては、眼瞼ミオキニアであれば、眼や体を休めることが必要になります。仕事でPCを長時間使っていて目を酷使している人が多い印象です。
眼の疲れであれば、おんあん法といって目をあたためるツール(あずきのちから®など)を使って、5~10分程度目を温めると疲労回復に効果的です。眼科を受診して眼精疲労に対する目薬をもらうことも一定の効果があります。

眼瞼痙攣は、軽症で、羞明のみを強く訴える患者さんでは、HOYAや東海光学から発売されている遮光レンズ眼鏡装用が効果的です。重症になって、まぶたの開閉が困難になるような方はボトックス注射を目の周りにします。

遮光レンズ眼鏡のみで、ボトックス注射が不要になるケースもありますので、まず遮光レンズ眼鏡を試されることをお勧めします。
ただし、ただまぶたが痙攣するだけだからと重症化するまで放置していると、ボトックス注射が効きにくくなってきます。初期であれば、1回から数回で寛解する率が高いこと知られています。ですので、眼がぴくぴくするのも放置しておくとややこしい病気になってしまうこともあるので、気になる方は一度眼科を受診しましょう。

おおうら眼科は、40代の眼のお疲れのかたが結構来院されますので、お困りの方は一度来院してみてください。よろしくお願いいたします。

おおうら眼科は一人ひとりのお悩みに丁寧にお答えします。

当院では、さまざまなケースに対応できるよう患者様に治療の選択肢をご提示しております。各治療のメリット・デメリットをしっかりとご説明させていただき、ご理解いただいてから治療を行っております。
どんな些細なことでも不安や心配なことがございましたら、お気軽にお尋ねください。

受診予約は右側にある「受診予約」から!(スマートフォンでご覧の方は下部に御座います。)
ご予約の方が優先になりますが、ご予約無しの方でも受付させていただきます。

大阪市淀川区・阪急三国駅から徒歩約2分の眼科「おおうら眼科」では、眼科全般の診療を行っています。

院長は、これまで大学病院やさまざまな症例に関わり、多くの手術を手がけてきました。
これまでの臨床経験で得てきたノウハウを用いてそれを可能な限り実現し、患者様に満足していただけるように最大限努めています。

おおうら眼科では眼科全般の対応はもちろん、白内障、網膜硝子体、緑内障の極小切開の手術が受けることが出来ます。クリニック内で行うことで術後のフォローやケアも一貫して行なえます。その他、小児の斜視や弱視の治療にも注力しています。

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