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コラム COLUMN

悪化すると結構厄介!?ものもらい(目いぼ・めばちこ)

2023.05.27

スタッフ

こんにちは! おおうら眼科 スタッフです。
突然ですが「ものもらい」という言葉、聞いたことありますか?
もしかしたら「目いぼ」「めばちこ」という言葉で聞いたことがあるかもしれません!
最初はかゆみや違和感が出る程度ですが、次第にまぶたが赤く腫れて、悪化するとしこりができる、アレです!

ものもらいは身近な病気ですが、悪化すると厄介で、時には切開が必要なことも……。
今回は、そんな「ものもらい」についてご説明いたします。

ものもらい(目いぼ・めばちこ)って、そもそも何?

ものもらい(目いぼ・めばちこ)とは、まぶたが赤く腫れて痛くなる病気で、麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と霰粒腫(さんりゅうしゅ)を総称してさすことが多いです。
簡単に麦粒腫(ばくりゅうしゅ)と霰粒腫(さんりゅうしゅ)についてご説明いたします。

☆麦粒腫(ばくりゅうしゅ)

まぶたの内側やまつ毛の生え際にある分泌腺に細菌が感染したことで、まぶたの一部が腫れる、赤くなるなどの炎症を起こします。
痛みやかゆみを伴うことも多いです。
細菌の感染によるものですが、人にうつることはありません!

☆霰粒腫

まぶたにある、マイボーム腺という涙に含まれる油分を分泌するところが詰まることが原因です。
腫れが酷くなり、しこりのようになってしまうと切って膿を出すことが必要になることもあります。

マイボーム腺は、まつ毛の生え際の少し下の粘膜部分にあります!
マイボーム腺から油分がきちんと出ないと、ドライアイの原因にもなります。

※マイボーム腺が詰まることによるドライアイについては、こちらをご覧ください☆

どうやって治療するの? 切らないと治らないの?

状態にもよりますが、まずは抗生物質の点眼薬や軟膏、内服薬を1~2週間ほど使用して改善するか様子を見ます。
炎症が酷い場合は、ステロイドのお薬が出る場合もあります。
ステロイドのお薬を使用する際は、副作用が出る可能性がありますので治るまで定期的に診察を受けましょう。
(ステロイドの副作用については、こちらのコラムをご覧ください)

点眼薬や軟膏で改善しない場合や、化膿している場合、しこりが大きい場合は切開が必要となります。
「すぐに治したいので、切開を希望します!」という患者様がいらっしゃいますが、化膿していない状態で切開しても血が出て痛いだけです……。
医師が診察にて点眼治療から開始するか、切開するか判断しますので、切開を希望される方は医師にご相談ください。
また、切開が妥当な状態でも、当日すぐに切開できない場合がありますので、切開を希望される方は事前に当院へお電話にてお問い合わせいただくのがおすすめです。

ものもらいって、対策できますか??

「ものもらいが出来やすいんですけど、ならないためにできることってありますか?」というご質問をいただくことがあります。
ものもらい(目いぼ・めばちこ)の予防で重要なのは、【目の周りを清潔に保つ】【マイボーム腺を詰まらせない】の2点です!

具体的には、下記のような行動がおすすめ☆

ものもらい予防策①:目の周りを清潔に! 洗顔・メイク落としはしっかりと

まずは目元を清潔に保つことが重要です!
汚れた手で目をこすってしまった、メイクをきちんと落としていないといったことにより、目元が不潔だと雑菌が繁殖してしまいます。
汚れた手で目をこすった時やプールに入ったあとはしっかり洗顔する、メイクを落とす時はアイライナーが残っていないか確認するなどして、目元を清潔に保ちましょう!

ものもらい予防策②:アイメイクのやりすぎには要注意!

まつ毛の生え際の下、白目とまぶたの間の粘膜部分にアイライナーをひく【インライン】【粘膜アイライン】というメイクがありますが、マイボーム腺を埋めてしまうのでNGです!
「目が大きく見えてかわいい♪」と思っていたらものもらいになって目が腫れた! なんて、悲しすぎます。
アイメイクのやりすぎには注意してくださいね。

ものもらい予防策③:湯船や温罨法(おんあんぽう)で目を温めよう☆

マイボーム腺が詰まる要因として、涙に含まれる油分が固まってしまうことが挙げられます。
この油分は、しっかり温めると柔らかくなって取れるので、普段シャワーのみという方は40度前後のお湯に10分~15分ほど浸かって体もまぶたも温めてください。
湯船に浸かるのは難しい……という方には、温罨法(おんあんぽう)がおすすめです☆

☆温罨法(おんあんぽう)のやり方☆

① まぶたをじっくり38℃前後で5 分間温める
② 温めたあとに、まぶたを指のはらで優しくマッサージする

③ ①と②を1回5分、朝晩2回行う

※蒸しタオルは非常に熱くなり、すぐに冷めてしまうので逆効果になることがあります。
ドラッグストアなどで販売されているホットアイマスクがおすすめです。ぜひ試してみて下さいね☆

「ものもらいができたかも?」など、何か気になる症状があるときは、いつでも受診してくださいね☆


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当院では、さまざまなケースに対応できるよう患者様に治療の選択肢をご提示しております。各治療のメリット・デメリットをしっかりとご説明させていただき、ご理解いただいてから治療を行っております。

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大阪市淀川区・阪急三国駅から徒歩約2分の眼科「おおうら眼科」では、眼科全般の診療を行っています。

院長は、これまで大学病院やさまざまな症例に関わり、多くの手術を手がけてきました。
これまでの臨床経験で得てきたノウハウを用いてそれを可能な限り実現し、患者様に満足していただけるように最大限努めています。

おおうら眼科では眼科全般の対応はもちろん、白内障、網膜硝子体、緑内障の極小切開の手術が受けることが出来ます。クリニック内で行うことで術後のフォローやケアも一貫して行なえます。その他、小児の斜視や弱視の治療にも注力しています。

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