よくあるご質問 FAQ
もともと近視の方は「近見狙い」がお勧めです。眼鏡なしで手元が見えていた生活習慣を変える必要がなく、術後のストレスが少ないためです。遠くは眼鏡を使うことになります。一方、もともと遠くが見えていた方は「遠見狙い」が基本です。単焦点レンズで両方を裸眼でカバーするのは難しいため、生活スタイルに合わせた選択が大切です。「スマホが見たい」「裸眼で運転したい」など具体的な希望を先生に伝えましょう。
近見視力の低下が原因です。遠くが見える視力と近くの細かい文字を見る視力(近見視力)は別物で、特に老眼が始まると近見視力が低下します。「既読」のような非常に小さな文字は近見視力が0.5〜0.6以上ないと見えにくくなります。近見視力表で測定することで、どの程度の近見視力があるかを確認できます。老眼用の眼鏡やコンタクトレンズの調整、または老眼の治療(多焦点眼内レンズ等)で改善できる場合があります。
受診してください。鼻側から白目が黒目(角膜)に入り込んでいる場合、「翼状片」の可能性があります。翼状片は充血や角膜乱視による見えにくさを引き起こします。特に角膜の中央部に近づいている場合は早めの手術が望ましく、放置して中央まで進行すると手術後も濁りが残って視力が戻りにくくなります。白内障がある方も翼状片による乱視が眼内レンズ度数のずれを招くため、白内障手術前に対処が必要です。一度現状を評価してもらいましょう。
多焦点眼内レンズの白内障手術は「選定療養」という仕組みで、手術の基本部分には保険が適用され、多焦点レンズの差額分が自費になります。当院での費用は診察時にご説明しますが、眼内レンズの種類により、レンズの代金のみで片眼で約30〜38万円の差額が目安です。それに加えて保険診療での手術費用の負担が必要です。多焦点IOLは遠くも近くも見えるようになる可能性がありますが、すべての方に適応できるわけではなく、眼底疾患・緑内障・角膜疾患がある方は適応外となります。まず検査でご自身に向いているかを確認してください。
関係があります。視覚障害があるとうつ病になりやすいことが研究で報告されています。重要なのは、視覚障害の重篤さに関係なく、軽い見えにくさでもメンタルヘルスへの影響があるという点です。人が知覚から得る情報の約60%は眼からとされており、その情報が遮られることは生活への影響が大きいです。見え方の不調で気分が落ち込んでいる場合、視力の改善(白内障手術等)によって気分も改善するケースがあります。「眼が気になって不安になる」という悩みも含め、気軽にご相談ください。
多焦点眼内レンズは「眼鏡への依存を減らしたい」「老眼と白内障を同時に治したい」という方に向いています。遠くも近くも見えるように設計されており、多くの方が術後の眼鏡使用機会を大幅に減らせます。ただし「完全に眼鏡不要」とはならない場合もあります(精密な作業や夜間運転で老眼鏡が必要になることがあります)。また眼底疾患・緑内障・角膜の不正乱視がある方は適応外となります。検査で適応を確認してから選択しましょう。
老眼は40歳前後から誰もが経験する水晶体の老化現象で、進行を止めることはできません。放置していると老眼鏡なしで近くが見えにくくなるだけでなく、眼精疲労が重なり肩こり・頭痛・吐き気・目のかすみなどの全身症状が出ることがあります。治療法は①老眼鏡②遠近両用コンタクトレンズ③多焦点眼内レンズ(白内障が合併している場合)です。老眼鏡の度数は自己判断で市販品を選ぶより眼科で処方してもらった方が眼精疲労を防げます。
3点とも注意が必要です。①メイクはベースメイク・アイメイク含め完全にノーメイクでお越しください。術前に目の周りを消毒するため清潔な状態が必要で、術後3日間は洗顔もできません。②車・バイク・自転車での来院はしないでください。手術で瞳孔を開く目薬を使うため術後は視界がぼんやりします。公共交通機関かご家族の運転でお越しください。③普段飲んでいる薬(糖尿病・高血圧・循環器系など)は自己判断でやめず、術前検査時にお薬手帳を持参して医師に確認してください。
術後すぐに注意していただきたい主なことは以下です。①自分での車・バイク・自転車の運転は医師の許可が下りるまで控えてください。②術後3日間は洗顔ができません。濡れタオルで顔を軽く拭く程度にしてください(化粧水は目の周りを避ければOK)。③目を手でこすらないようにしてください。④処方された目薬を指示通りに続けてください。その他の制限(入浴・運動・飲酒等)については手術後に医師から説明がありますので、必ずそれに従ってください。
失敗ではない可能性があります。多焦点眼内レンズは「眼鏡に頼る機会を減らす」ためのものであり、完全に眼鏡を不要にするものではありません。特にスマホの「既読」のような非常に小さな文字は見えにくくなる場合があります。実際の症例でも、右眼術後に手元が見えにくいと訴えがあり、左眼手術の際に手元重視のレンズ計算に変更することで近見視力が改善したケースがあります。術後に見えにくさを感じた場合は遠慮なく医師に相談してください。両眼の度数バランスで対応できる場合があります。